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韓国時代劇最新ファイル2020 (COSMIC MOOK) |
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チョ・テグを中心とした少論派は、大妃の元に押し掛けました。
景宗を死なせたのは、グムのせいだ、だから、王になる資格は無いと訴えるチョ・テグたち。
それを、グムは部屋の外で聞いていました。
彼はこれまで、何度と無く“資格が無い”と言われて来ました。卑しい身分の母親から生まれた事で、存在すら意識されて来なかったわけですから。
だから、自分の能力を証明するために、世弟の地位を望んだのかもしれないとグムは思いました。
大妃は、そのつもりは一切無さそうです。
でも、グム自身がそうかもしれないと思うようになってしまったのです。周囲が皆そう言うのなら・・・と。
イ・インジャは、今は勢力が衰えている南人派を集めていました。
粛宗のせいで没落してしまった事を、恨みに思っている者たちです。
イ・インジャは、グムが景宗を毒殺したのかもしれないという噂がある・・・などと、言いました。
不穏な雰囲気の宮中は、自分達が付け入る隙もできるかもしれないと皆思ったかも。
イ・グァンジャがグムに会いに来ました。
すっかり自信を失って、自分を見失っているグムに発破をかけました。
あなたが王様に毒を盛ったり、死なせるために治療を止めさせたのですか?王座につきたくて?・・・と、イ・グァンジャ。
資格がないとか、罪を犯したと言うのは、真実を知らない者たちの虚言にすぎません・・・と。
「どれだけ苦しんでいるか、存じております。いっそ王座を諦めたいでしょう。ですが、これぞ、王の道なのです。今、王の資格がないのではありません。逃げ出した時に資格を失うのです。」
だから、王は孤独なのだと。
この言葉は、グムの胸に沁み入りました。
「お決めください。王の道を歩み始めるかどうかを。苦痛から逃れるのか、或いは、王になりあらゆる恥辱と戦うのか。」
老論派は、どう動くべきか慎重に考えていました。
チョ・テグについてグムを廃位させるべきか、イ・グァンジャについてグムを守るべきか。どちらにしても、老論派が主導権を握らなければ意味が無いと。
チョ・テグたちは中央軍を総括する機関、ミン・ジンホンたちは兵曹、漢城府、捕盗庁に働きかけました。
軍事機関を味方として、次期王の即位までの6日間で何かできることを模索し始めました。
イ・グァンジャは、司憲府に働きかけていました。
ミン・ジンホンの前にイ・グァンジャが現れました。
パク・ムンスも、ヨジが女官になったのを知らなかったようです。
やはり地方に仕事で行っているとばかり思っていたようですね。だから、突然、宮中で目の前に現れたのを見て、本当に驚きました。
ヨジの覚悟を改めて知りました。グムへの想いも。
大妃の前にグムが現れました。
決心したようです、グム。
即位式をできる限り早くしてほしいと頼みに来たのです。まだ、王がいないこの時期、最高意思決定者は大妃ですから。
6日間も王座を空けていたら、謀反が起こるとも限らないとグムは言いました。
即位式を急げば、先王を死に追いやって急ぎ即位した卑劣な王だという謗りを受けることも覚悟の上でした。
「その全てを耐え抜く決心をしたのですね。避けられぬこの道を堂々と歩むと。」
大妃は、切なそうにグムを見つめ、命令を出しました。
急遽、即位式の準備が始まり、チョ・テグたちは驚き慌てました。
何としても阻止しようと言い合いました。
それを止めたのは、ミン・ジンホン。
不要な血は流さない方が良いと言うミン・ジンホン。
グムと何か取引があったと、チョ・テグは思いました。そうじゃなきゃ、老論派がグムを推すわけがないと。
それらしきものは、あった。しかし、世弟ではない・・・と、ミン・ジンホンは言いました。彼にも理解できない取引だったようです。あまりにも愚か者だとしか思えませんでした。
それが明らかになるのは、即位式終了直後のことです。
即位式が行われました。
グムは、ヨジが香りを染み込ませた衣装を身にまとい、王の座に座りました。
臣下たちが一斉に万歳と声を高らかにあげ、祝意を示しました。
中には、パク・ムンスの姿もありました。列席できる地位についたと言うことです。
泣き出しそうに、大声を張り上げていました。
ここに、朝鮮第21代王が誕生したのです。
そこで知らされたのが、イ・グァンジャとチョ・ヒョンジョン、そしてパク・ムンスの辞職でした。
イ・グァンジャがミン・ジンホンと取引した代償と言うのが、これだったのです。
グムは、最側近で自分を信じ、支え続けてくれた3人を捨てる気などさらさらありません。ショックでした。
治世を安定させるには、老論派の力が必要だとイ・グァンジャに言われても、納得などできません。
てっきり、ミン・ジンホンが提案したに違いないと思ったグムは、怒って詰め寄りました。
私ではありません・・・と、ミン・ジンホン。
イ・グァンジャの方から提案してきたと。そして、ミン・ジンホン自身も理解できないことだがと。
「一つ言えるのは、チョ・テグたちの勢力を押さえるためには、これを受け入れるべきです。それが、王様自身のためです。」
「君主の座とはそのようなものです。罪無き者も犠牲にせねばなりません。王権や国のために。結局、孤独になるのです。」
ミン・ジンホンがグムにそう言いました。
今後、老論派は、王様に協力いたします。私も、王様の治世の安定を望んでおります・・・ミン・ジンホンがグムを見つめて一礼し、言いました。
グムはそれでも、パク・ムンスを引き留めに行きました。
でも、既にムンスの姿はどこにもありませんでした。
会えば去りがたくなるからとタルムンに言っていたようです。
パク・ムンスは、この決定に異論は全くありませんでした。これしかグムを守る方法が無いと彼も思っていましたから。
ヨジが、もう茶母にも戻れないし、宮中から外に出られないと分かっていても、グムを守るためには女官になって傍で見守るしかないと決心したのと同じでした。
それで良いのか?とムンスが尋ねた時、ヨジは何の躊躇いもなく明るく返事しましたからね。
「はい、勿論です。世弟様をお守りできるなら。」
と。
ムンスもまた、ユン・ヒョクから同じ問いをされたとき、同じ答えをしました。
グムは、泣きました。
王座とは、友すら守れないものなのかと。
ヨジは、そんなグムを察していました。彼女も、ムンスたちが去ろうとは思ってもみなかったようです。
ヨジも泣きました。
事件が起こりました。
村の井戸に毒物が混入されたのです。
飲んだ村人たちは苦しみ始めました。
疫病発生!グムに報告されました。
そして、ウィ・ビョンジュが流刑地から姿を消したという知らせがもたらされました。
ミルプン君は?と、グム。
その頃、ミルプン君の流刑地にも、イ・インジャが現れていました。ウィ・ビョンジュも一緒です。

