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ジンソンは、昔、心臓弁膜症でソクジュに治療を受けていました。
一度ヒョンソン病院で手術を行ったのですが、その時ミスがあったようで。再手術を控えていたんだけど、両親にお金の心配をかけたくないと、ジンソンは手術に踏み切れないでいました。
それを救ったのが、ソクジュと現在院長のシン医師でした。
ミスを認めない病院側に猛抗議し、一度は辞めてやると啖呵を切ったソクジュでしたが、シン院長がとりなしてくれ、費用も病院から出すようかけ合ってくれたのです。そのおかげで、ジンソンは再手術ができたようですね。
ジンソンが指輪のように大切に持っているのは、ソクジュが自分の代わりに飲んだお酒の蓋でした。
今回、ジンソンをヨンオが刺したと思ったのは早合点で。
心膜腔に液体がたまって心臓を圧迫する心タンポナーデという症状を起こしていると察したための応急措置だったんです。
ジンソンが意識を取り戻した時、全ての処置は終わっていました。
ジンソンは、ソクジュから経緯を聞き、治療をしたのがヨンオだったということも聞きました。
ヨンオの行動が、医師としてのモノだったと、ジンソンは気がつきました。その冷静さに驚いたでしょうね。
病院内で、自殺を図って担ぎ込まれた患者が大暴れしました。
メスを振り回して暴れる患者を、ヨンオは冷静に取り押さえました。
でも、直後目を放した隙に、患者が棒で殴りかかって来たのです。
寸でのところでヨンオを救ったのは、ジンソン。
ヨンオに飛びかかって倒れ込んだジンソンは、不審な思いがしました。なぜなら、こういう場合なのに、ヨンオは全く動揺していないばかりか、心臓の鼓動も通常そのものだったからです。
ヨンオは、ジンソンが動画を持っていた自分を殺人犯と疑っているのは重々承知していました。
手術室でヨンオが何かしたため、その動画を削除する必要があった。そして証拠となる遺体を取り替える必要があった・・・とジンソンは考えていることも。
でもね、全く焦りも動揺も見られないヨンオなんです。
この謎を明かすのは、ジンソンには不可能だと言い切りました。
でもね、ジンソンもここで引き下がる人間じゃありません。
「本分を全うしなさいよ。医師は人の命を救い、警察は悪いヤツを捕まえる。見てなさい。あなたの罪を必ず暴いてやる。」
でもね、事はそう簡単じゃありませんでした。
目撃者はジンソン一人だけで、他に何の証拠も無いこの事件は、迷宮入り確実とされていたのです。
それでも、先輩のパク警官に必死に捜査を要望し続けるジンソン。
パク警官も、しょうがないなぁ・・・って感じで、有給休暇を与え、捜査をすることを黙認したのです。
大喜びで捜査を開始したジンソン。一人ですが・・・。
でもね、捜査令状も何も持たない単なる交通課の警官ジンソンでは、病院から情報を得ようとしても簡単じゃありません。
親しいシン院長にヨンオの捜査を頼みましたが、渋い顔をされました。
なにせ、今大注目のライブ手術の執刀医ですからね。マスコミも注目してるわけで。病院の為を思うと、今ヨンオを犯罪者として調べる事は出来ませんよね、院長とすると。
ライブ手術を翌日に控えた日。
手術の説明会が開かれました。
医師たち、マスコミ等を集め、大々的にヨンオが説明をし始めたその時、写しだされたのは、なんと、遺体安置所で遺体をチェックしてるヨンオの姿。
監視カメラの映像です。顔もカメラの方を向いていますし、笑顔まで浮かべていますから、他人だと誤魔化しようはありません。
ジンソンが登場しました。
そしてこの事件の概要を説明したのです。ヨンオが殺人犯だと、言葉には出しませんでしたが、疑っていることは明らかです。
騒然とする中、ゴンミュンは、執刀医をヨンオからソ医師に変更すると発言しました。
釈明を・・・と言うヨンオを制し、ゴンミュンは言いました。
「釈明なら、倫理委員会で。」
・・・と。
ヨンオは口をつぐみました。
でもね、怒りは相当なもんでした。家に戻った時、思わずテーブルを倒してグラスを木端微塵にしてしまいました。
ゴンミュンは言いました。
「あの日手術室で何があったか、言え。」
でも、ヨンオはその問いに答えず、自分が準備した自分の手術だ・・・と言い張りました。
「自分の話ばかりせず相手の心を読め。」
と、ゴンミュン。
ヨンオは、感情の中枢が動かず、他人の感情を感じとることが不可能な“反社会性パーソナリティ障害”という病を背負っているのです。
幼い頃から既にそれは明らかになっていました。
ゴンミュンは、ヨンオに人の顔と感情について勉強の一環として教えこみました。
目の開け方、眉の動き、口の歪め方、そして手の動き等々から、人が今どんな感情になっているかを分析し、理解させ、その上で自分の行動を考えるよう、学問の一つとして訓練したのです。
今でもそれは変わっていません。
だから、ヨンオは相手の表情や身体の動きから、相手の感情を導きだしているのです。
決して彼の感情中枢が感じて動いているわけではありませんでした。
ライブ手術が始まりました。
ソ医師は、意気揚々とメスを握っていました。
ところがです。
途中で容体が急変したのです。もう、彼には手の施しようがありませんでした。
ゴンミュンに代わりました。
でも、ゴンミュンも突然の事に、緊張し、処置がはかどりません。
マスコミも注目し大々的に報道されたライブ手術で国会議員を死なせるような事があっては、病院とすると致命的な痛手をこうむるのは目に見えています。
カン理事長は、焦りました。
その時彼の前に現れたのは、ヨンオ。
今、ヨンオしか対処できる医師はいないということです。
ヨンオは、カン理事長に交換条件を言いだしました。
“専決権”を貰いたいと言うのです。
つまり、手術の決定権、研究費の執行や人事権全てを要求したのです。
流石に、カン理事長も躊躇しました。そう言う事はやはり順序と言うものがありますからね。
でも、今、そんな悠長な事を言ってる時間はありませんでした。
認めました。
ヨンオは執刀医がもう一人必要と言い、ソクジュを選びました。
ヨンオは巨大な脳動脈瘤を摘出しました。それは、通常のモノとは違い、カビ菌によって変異したものだとか。
開頭してみないと分からないレアケースだとヨンオは言いました。
何故分かったのかとソクジュが問いました。
「先日、似たケースを見た。」
と、ヨンオ。
カン・チョルミンの手術を指していました。
初めて見る病片を発見したヨンオは、それをチェックするために動画を手に入れ、病片を調査してもらっていました。
結果、それは感染性のカビ菌で、心内膜炎の患者や、麻薬常習者、免疫抑制剤を服用している人に多いモノだと言う事でした。
キム・ミョンスは心内膜炎の治療を受けていたし、もしかしたら、チョルミンもまた同じかもしれないと思って遺体をチェックしたと言いました。
診断した病理学科の教授は、レアなケースなので自分の研究材料としたいと言い、公に発表する事を止めたのです。
彼の不審な行動の理由が明らかになったのです。
この状況をライブ映像で見ていた医師たちは皆、改めてヨンオの能力の凄さに驚きました。
実力を見せつけられたって感じです。
そして、ヨンオに連れて来られていたジンソンは、自分の疑いが間違っていた知ったのです。
ゴンミュンはヨンオに聞きました。
「私の職場を選んだのは何故だ。」
昔、ゴンミュンは、ヨンオに医師になるなと言っていたようです。そしてヨンオも約束していたようで。
“普通の人のようにいい医師になる”と言っていたヨンオなのに、今回、キム・ミョンスの命を取引の道具に使ったわけで・・・。
「分かったんだ。」
と、ヨンオは言いました。
「僕の医師としての才能は、ぽっかり空いたこの心だとね。だから、キム・ミョンス代表を救えたんだ。」
ソ医師のように動揺することも、ゴンミュンのように恐れを感じる事も無く手術を成功させる事ができたと言う意味です。
約束は守れそうにない・・・と言いました。
もう既に今回の事で、彼の能力を世間に示されました。誰よりも優秀だということが。
カン・チョルミンの遺体には、心臓が無かったようです。
ヨンオは勿論、ソクジュもそれに気づいていました。なぜなら、ソクジュも遺体安置所に入っていたからなのです。
ヨンオは誰が心臓を取り出したか知っている・・・と言いました。
誰が?何のために
